トルクレンチの使い方を簡単解説!

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トルクレンチとは、ボルトやナット等をねじによる正しいトルク値で締め付けるための測定工具のことです。
工事後の寿命を意識した正しいトルクでの締め付けには欠かせない工具なのですが手順が最初分かりにくい工具の一つなので、ここではプリセット型のトルクレンチについてまとめていきたいと思います。

まずトルク値をセットしよう
使用するボルトサイズにより、締め付けトルクは決まっています。
たとえばM8のボルトであれば目安の範囲は22-29.5N.mといった具合です。まず締め付けトルク値を決定し、それを本体にセットします。
トルクレンチには主目盛(本体に縦に書かれているもの)と副目盛(回転部分に横向きに目盛りがついているもの)があります。この目盛りで締付けトルクを設定します。
まず主目盛りをおおざっぱな単位(10のけたなど)にセットした後副目盛りを細かい単位でセットし、その和が設定トルク数になるようにセットしていきます。(主目盛りで20Nm+副目盛りで3Nm=23Nmなど)
レンチで力を加えて設定トルクまで締める
トルク値を設定したら、いよいよボルトナットにソケットを差し込み、ハンドルの中心を握ってゆっくりと右回転で力を加えていきます。
その際注意点は2つあります。
1つ目として一気に力を入れるのではなく徐々に強くしていくといいでしょう。
2つ目として手をかける場所はグリップの中心部としてください。ここが基準点となっており短く持てば力がかかり過ぎ、逆にグリップの先端を持つとトルク不足となりやすくなります。
プリセット式の場合は「カチッ」という音と軽いショックが手に伝わり、力が指定トルクに達したことを伝えてくれます。
トルクを感知したらそれ以上は回さないようにしましょう。

こうすることで複数のボルトを均等な力で締め付けるなど、正しい作業をすることができます。
また「2度締め」(カチッという音を2回確認する)や、「逆回転」なども精度を狂わせる元になるのでしないようにしてください。
トルクレンチの使用後は
使用した後は必ず設定トルクをそのままにせず、最初の状態に戻すようにしましょう。
トルクレンチはコイルスプリングを絞めこむ形でトルクを設定していくので、そのままにしておくとコイルスプリング(バネ)がそのままの状態で圧縮されてしまい癖がついて数値のずれにつながります。
そのトルクレンチの一番低いトルク値のところに戻して保管する、というのが原則になります。
トルクレンチについて
私がプリセット式のトルクレンチを使用した使用感についてですが、意外に「カチッ」という衝撃は伝わってきます。
他の作業などに気を取られていない限り、気付くと思います。
トルクを掛けた後に反対側に回す際は、スムーズに回すことが出来ます。
トルクを掛けてトルクレンチを抜くのではなく、反対側に回す事で余分なトルクを掛けずに抜くことが出来ます。
トルクレンチは小さいものから大きいものまでさまざまな大きさがあることも特徴です。
トルクレンチは先述の通り、トルクを指定しかける事が出来ます。
レンチではトルクの過不足を気にしても感覚でしか分かりませんが、トルクレンチでは視覚的に見ることができます。
トルクレンチの公差ですが相対的な確認方法になりますが、検査用として公差の確認時しか使用しないトルクレンチを準備する事である程度までは確認する事が出来ます。
注意点としては検査用のトルクレンチも検査の回数や経年劣化が起きる可能性もありますので全て大丈夫なわけではありませんが、複数のトルクレンチを使用する際に偏りを無くすことは出来ます。
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