防護ズボン・チャップス義務化!よくある質問とオススメ品のまとめ

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2019年8月1日から、チェーンソーを扱う場合に2つの義務が生じます

1.チェーンソー使用の際には、防護ズボンかチャッブスの着用が義務化
○防護ズボンとチャッブスの違いは?…防護ズボンは完全なパンツタイプですが、それと比べチャッブスは、現在履いているパンツの上から、ベルトを締めて着用する形式になります。それゆえに使いまわしができ、少しの作業の時だけ着用する用途に向いているといえます。また布地が小さい分チャッブスの方が一般に安価です。

防護ズボン
チャップス
価格
高め
どちらかというと安価
装着方法
ズボンを脱いで、かわりにはく
ズボンの上からベルトで装着
メリット
足を完全に全方向から防護できる
ズボンの上からなのでズボンを脱ぐことなく気軽に使いまわしができる

○着用の義務を守らないとどうなるか?…事業者は6か月以下の懲役か50万円以下の罰金刑、作業者も指示に従わなければ50万円以下の罰金刑となり、決して軽くはありません。
○自宅でDIYなど、個人で作業する場合も必要か?…あくまで事業として行う場合のみの義務なので個人の作業では必要ありません。賃金が発生する労働者の場合は義務があるということになります。

2.チェーンソーを使う場合は特別講義を受ける必要あり
○チェーンソーでどんな作業をする場合も「特別教育」を受ける必要はあるのか?…基本的にあります。従来は胸高直径20cm未満のものを伐採する際や、造材(加工済みのもの)を切る場合、特別教育は義務ではなかったのですが、今後は20cm未満のものも含めて特別教育が必要になりました。詳しくは厚生労働省のガイドラインを見てください。
○「特別教育」とは、どの程度の時間拘束されるのか?…特別教育で学ぶ内容と時間数は、「労働安全特別教育規程」で定められています。学科は合計10時間、実技が8時間で合計18時間となります。かなり長いですね。
○「特別教育」はどこで受けられるのか?…ほとんどの場合教育機関が主催する講習会への参加となります。自分の都道府県と「チェーンソー 特別教育」などのワードで検索すると具体的な開催場所・日時が出てきます。基本的には2日間で18000円程度の費用のところが多いようです。
防護ズボンとチャッブスのオススメ品をピックアップ!
ハスクバーナ 防護ズボン クラシックII
通販でも人気の防護ズボンの一つはこれです。 ハクスバーナはエンジン製品の付属品では有名なブランドで、安心感もあります。
新しいスタイリッシュデザインで、蛍光オレンジを後部にデザインしているので目立ち、事故も防ぎやすいです。
ストレートフィット設計で撥水・防風機能も付いています。
脚部に補強素材を施し、シンプルでスタイリッシュなプロテクティブズボン。ソーチェンプロテクションはクラス1(20m/s)に適合しています。耐水・防風仕様。反射材を使用し、天候の悪い日や日暮れ時にも高い視認性を確保します。
かなりのサイズで展開しており価格も実勢でサイズにより15000-30000万程度と、防護ズボンとしてはそれなりに コスパが良い製品です。

杣(そま) チェンソー防護用チャップス T004D
日本の環境に特化したチャッブスという触れ込みで販売されており人気があります。
7分丈の短めのEタイプもありますがDも人気です。”日本発 日本人のための 林業家製品”というキャッチコピーで販売されている製品で、たとえばカラーにはマムシの嫌う藍色を採用したり、大判サイズのポケットでレンチなどを収納できるようにしたり、3点留めのバックルでズレるリスクを低減するなど、日本で林業に従事している人たちの声が生かされる形で製品化されているものと言えそうです。
チャッブスの場合はズボンの上から装着する関係上、細かいサイズ展開がなく逆に選びやすいとも言えるでしょう。
実勢価格も1万円台と安いと思います!

実際に選んでいくに当たっては、防護ズボンの場合はコスパもそうですがズボンの代わりに着用するものなので、サイズをよく見て選ぶことがポイントです。
チャッブスの場合はサイズの心配は細かくはいらないので丈やカラー、ポケットなどの機能性を比較して選んでいくのがポイントになると思います!

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